どんぐりの「術」

肥後の守 ~考える指先~

開設当初から入所者に肥後の守と呼ばれる削りナイフを贈っています。
これを使って自分で使う鉛筆は自分で削ります。また, モノ作りを通し
てキリやヤスリなどいろんな道具に触れます。頭でっかちにならず指先
からの情報をたよりに, 触りながら試行錯誤する経験を大切にします。
危険な道具を遠ざけるのではなく身近に接する事で, その本質を知識
ではなく経験で学んで欲しいと願っています。

 

かまど ~同じ釜の飯を食う~

炊飯器ではなくあえてかまどでご飯を炊きます。炊飯器
ならスイッチ一つの作業も, かまどでは薪を割って火をお
こすところから始まります。かまどは少し目を離しただけで
炊き具合が変わる真剣勝負です。同じ釜の飯を食う仲間
のために煙にむせ, 額に汗をかきながら炊き上げた子ど
もの顔は誇らしげです。